2009年08月10日

コンケーブに注意!

スキーの滑走面は、普通は平ら(フラット)なはずですし、エッジの角度も、フラットな滑走面を前提として決定されてます。

でも、フラットでないスキー、ボードって結構あるんです。
P1000106.jpg
滑走面に、フラッターというフラット精度を確かめる器具を当ててみました。
エッジの部分を基点にして、滑走面の真ん中あたり(というかほぼ全部)から光が漏れているのが判りますか?

この、滑走面が『凹』になっている状態をコンケーブと呼びます。
画像の板は結構ひどいコンケーブです。中心から特に強く光が漏れてます。

滑走面がコンケーブがあると、雪面に立った時にエッジが常に雪に食い込んでいる状態になるので、板がズラシにくくなります。カービングはしやすいかもしれませんが、スピードコントロールが難しくなり、総合的にはとても扱いにくい板になってしまいます。

こういう板は、チューンナップすることで滑走面をフラットにし、滑りやすく調整してあげるべきです。

方法は、エッジ際を削り、滑走面のへこんだ部分に高さを合わせにいきます。

チューンナップ後はこちら↓
P1000107.jpg
光の漏れ方が上と違うのが判ります?
まだコンケーブは残っていますが、今回はこれで終了です。


何で最後までフラットにしないかって?

結構ひどいコンケーブの場合、一回のチューンナップで完全にフラットにする場合は、エッジ際をかなり削らないといけなくなります。
滑走面やエッジの厚みには限りがあるので、削りすぎてしまうと滑走面やエッジがなくなってしまう危険性があります。
何年もチューンナップしながら大切に使い続けていただくために、一度に大量に削ってしまうのは避けたいので、ある程度のところで終了にしたというわけです。

もう一つ理由があるのですが、長くなってしまうしちょっと根拠の不確かな考えなのでまたの機会に。


コンベックスになる理由には色々ありますが、多くは滑っているうちになるのではなく、製造時にすでになっています。店頭で皆さんが板を購入する時には変形が起こってしまっているということです。

少しのコンケーブなら気づかないかもしれませんが、悪い状態のまま乗っていると滑りづらいので、上達しにくいですし、何より楽しくないですね。

だから新品でもチューンナップしてから乗ることをオススメしますよ。


滑走面の形状は、自分でもチェックできます
定規でも何でも、フラットなものを滑走面に当てて光にかざしてみましょう。真ん中から光が漏れてたらそれはコンケーブです。

不安だったらチューンショップに持ち込んでください。すぐチェックしてもらえると思います。

楽しくゲレンデを滑るために、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!


あとりえS・足本舗スタッフ 青木
posted by あとりえS・足本舗スタッフ at 12:53| Comment(1) | TrackBack(0) | スキー・ボードのこと
この記事へのコメント
どうもKENです。
板のそういう状態については認識はありましたが、
「コンケーブ」という言葉は知りませんでした^^;
そういえばスキーを始めてまもなく、当時憧れだった
ロシニュールの4Sをお茶の水の安売りショップで購入し、
近くのショップに持ち込んでチューンナップをお願いしたとき
二本の板のズレを指摘されました。
板を並べて滑走面をプラスチック製のプレートを滑らせ、
板の端の部分で引っ掛かる状態を確認しました。
お店の人曰く、安売りショップで売られている商品は大抵
こういう状態なんだそうです。
とはいえ買い直すわけにもいかず、そのままベースの
チューンナップをお願いし、数シーズンはそれなりに
楽しく利用しました。
「弘法筆を選ばず」ということわざがありますが、
やはり道具はとても大事だと思います。
宿〜ゲレンデ間の短い距離であればまぁまぁという気もしますが、
地元からゲレンデまでの長時間、スキー板やスノーボードを
むき出しのままキャリアに載せて走行する車を見るたび、
少し寂しい気持ちになります(ToT)


Posted by KEN at 2009年08月11日 08:57
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