2009年07月17日

大雪山系の遭難3件…死者10人、1人不明

 北海道・大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で16日、悪天候のため18人が身動きできなくなった事故で、北海道警は17日未明から救助活動を開始した。
 同日午前10時現在、9人が自力で下山したり、自衛隊などのヘリコプターで救出されたりするなど無事が確認されたが、8人が死亡、男性ガイド1人が行方不明となっている。また、1人で入山していた別の男性登山客が、山頂付近で死亡しているのが見つかった。

 同山の南西約15キロにある美瑛岳(2052メートル)から救助要請があった別の6人のパーティーは、道警の救助隊が17日未明に現場に到着したが、兵庫県姫路市、尾上敦子さん(64)の死亡が確認された。

 同山系での死者・行方不明者は11人になった。

 トムラウシ山の18人のパーティーは、東京都新宿区の旅行会社のツアー。愛知、広島、静岡、宮城などの50〜60歳代の男女15人が参加、13〜17日の日程で大雪山系を縦走する計画で、ガイド3人が同行。一方、美瑛岳のツアーは茨城県つくば市の旅行会社が企画し、兵庫、埼玉の女性3人が参加し、ガイド3人が同行していた。

 トムラウシ山の新得町側ふもとにある国民宿舎「東大雪荘」によると、16日は標高1500メートル付近で風雨が非常に強く、登頂を断念して引き返す登山客もいたという。帯広測候所の観測では、同山系周辺は当時、推定で風速20メートル以上の強い西風が吹いていた。気温は10度前後まで冷え込んでいたことから、道警は、登山客の死因は、いずれも低体温症とみられるとしている。

 大雪山系は中高年に人気の縦走コースで、「日本百名山」の一つ、トムラウシ山は特に人気が高い。標高は2000メートル級だが、夏でも気候の変化が激しく、初冬並みの気候になることもあり、軽装備で入山して遭難するケースもある。同山では2002年7月にも、風雨に見舞われたパーティーが遭難。50歳代の女性2人が低体温症などで死亡している。

最終更新:7月17日10時43分

--ヤフーニュースより転載--
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090717-00000218-yom-soci


美しく魅力的な山も、厳しい大自然の一部。楽しむためには十分な備えや注意が必要ですね。
スキーヤーやスノーボーダーの方々の中には、夏場は登山を楽しんだり、ゲレンデコース外のバックカントリーを楽しんだりする方もたくさんいらっしゃると思いますが、装備を整えたり、知識を身に付けたり、しっかり準備をして楽しんで下さいね。

亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、まだ行方不明の方の無事を願います。


あとりえS・足本舗 青木
posted by あとりえS・足本舗スタッフ at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース
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